【最新版】不動産会社の集客手法14選|反響を増やすオンライン・オフライン施策

「以前よりも反響が鳴らなくなった」「ポータルサイトの掲載費用ばかり上がって、利益が出ない」そんな悩みを感じていませんか?
今の時代、ただ物件を載せるだけの不動産集客は、限界を迎えています。
この記事では、多くの不動産会社が陥っている「集客できない」原因をひも解きます。
そのうえで、中小企業や個人の方でも実践できる最新の集客アイデアと、着実に反響を獲得するためのコツを、わかりやすくまとめました。
これまでの不動産集客が通用しなくなっている理由は?
現代の不動産市場では、ユーザーの行動が変わり、競合のデジタル化も進んでいます。
そのため、従来の手法だけでは太刀打ちできなくなってきました。
背景には、「ポータルの高騰」「ユーザーの比較行動」「対応スピードの差」「物件供給の過多」「SNSの普及」という、5つの波があります。
これらが同時に押し寄せていることが、不動産集客を難しくしている根本的な理由です。
ポータルサイトの掲載費高騰と枠の奪い合い
大手ポータルサイトは、いわば「巨大な駅前一等地」です。しかし、その掲載料は年々上がり続けています。
同じエリアに似たような物件が並ぶ中で、莫大な予算を投下できる大手企業が上位を独占します。中小企業は、高いお金を払っても情報が埋もれてしまう状況に置かれがちです。
反響一件あたりの獲得単価が利益を上回り、いわゆる「赤字集客」に陥るリスクもあります。特定の媒体に頼りすぎることは、経営面でも注意が必要です。
ユーザーの検索リテラシー向上と比較行動の一般化
今のお客様は、ネットで情報を調べることに慣れています。
「この物件はほかのサイトにも出ている」「この会社の口コミはどうだろう」と、問い合わせ前に裏側まで確認します。単なる情報提供だけでは、信頼を得ることが難しくなりました。
とくに「おとり物件」への警戒心は強まっており、情報の量よりも、正確さや誠実な姿勢が重視されています。
競合不動産会社のデジタル化による反響スピードの差
不動産営業で結果を分けるのは、返信の速さです。最新のシステムを導入している会社では、夜間や休日でも数分以内に自動返信を行っています。
「明日でいいか」という感覚では、その時点で機会を逃してしまいます。
問い合わせ直後の熱量が高いときを逃すと、他社に選ばれてしまうことも少なくありません。
少子高齢化・空き家増加による物件供給過多
家が余っている今の時代、お客様の選ぶ目は厳しくなっています。どこにでもある情報だけでは、気持ちは動きません。
「なぜ、この物件がその人に合うのか」を伝える視点が求められています。
付加価値が伝わらなければ、集客にかけたコストが結果につながらないこともあります。
SNS・YouTubeでの情報収集が主流になった
とくに若い世代では、検索より先に動画で内見を済ませることがあります。雰囲気がいいと感じた会社に、そのまま相談する流れも珍しくありません。
文字や写真だけのサイトは、選ばれにくくなっています。
動画を通じて伝わるスタッフの表情や物件の空気感が、信頼につながりやすくなっているからです。
オンラインで実践できる不動産集客の手法8選!

現代の不動産集客において、オンライン施策は避けて通れない最優先事項です。 一口にネット集客と言っても、即効性のある広告から、信頼を積み上げるSNSまでその特徴は多岐にわたります。 まずは、自社の予算や人員に合わせて最適な手法を選べるよう、主要な8つのオンライン手法を比較表で整理しました。
| 手法 | 効果 | 手間の多さ |
| ポータルサイト | 即効性のある反響獲得 | 中(物件登録) |
| 自社HP | 信頼構築・ポータル依存脱却 | 高(継続更新) |
| Googleビジネス | 地域密着の来店・認知 | 低(写真・投稿) |
| リスティング広告 | 狙った層へのダイレクト集客 | 中(管理・調整) |
| ファン化・親近感の醸成 | 高(写真・リール) | |
| X・Facebook | 拡散・地域コミュニティ形成 | 中(日常発信) |
| YouTube・TikTok | 擬似内見・情報の透明性 | 高(撮影・編集) |
| LINE公式 | 既存客への追客・リピート | 中(チャット対応) |
① ポータルサイト
集客の入口として最も強力で、検討意欲の高いお客様とすぐに接点を持てる手法です。
まずはここから反響を獲る流れが王道ですが、他社と同じ土俵で戦うことになります。
ポイント
- 物件公開直後から反響が出やすく、集客の入口として機能する
- 「エリア×物件種別」で探している層へ、ダイレクトにアプローチできる
- 物件写真は最大枚数まで掲載し、明るさや角度への配慮がクリック率向上の鍵
注意点
- 掲載費やオプション費用が上がりやすく、成約単価の管理が外せない
- 比較前提のため、問い合わせ後は数分以内に返す運用が必要になる
② 自社ホームページ
ポータルサイト依存から脱却し、自社独自の集客の柱を育てるための手法です。
物件情報に加え、スタッフ紹介や地域情報を発信することで、広告費に頼らない基盤が整います。
ポイント
- 他社と比べられにくく、指名で問い合わせてもらいやすくなる
- 「地域名×不動産」で上位を取れれば、24時間働く窓口になる
- 「〇〇駅のマンション売却」などに絞ったページで、専門性を見せられる
注意点
- 成果が出るまで半年〜1年ほどかかり、継続が前提になる
- 更新が止まると、活気がない印象を持たれやすい
>> 自社ホームページを強化したい方はこちらの記事もぜひご覧ください!
③ Googleビジネスプロフィール
「地域名×不動産屋」などの検索時に、地図上へ店舗を表示できる無料ツールです。
スマートフォン検索との相性がよく、来店や電話につながりやすい特徴があります。
ポイント
- 無料で始められ、近隣で探している人に見つけてもらいやすい
- 内観や接客風景をこまめに上げると、地図検索で強くなる
- 口コミに丁寧に返すことで、誠実さが伝わる
注意点
- 事実と違う口コミが入ることもあり、対応の手間が出る
- 住所や営業時間を放置すると、来店も信頼も逃しやすい
④ リスティング広告
検索結果の上部に、費用をかけて自社サイトを表示させる手法です。
「今すぐ家を売りたい」「〇〇市で家を買いたい」と検索している、最も熱量の高いユーザーに直接アプローチできます。
ポイント
- 設定した日から上位に出せて、短期で動かしやすい
- 物件販売やキャンペーンなど、期間を切った施策と相性がいい
- 予算に合わせて止める・増やすを調整できる
注意点
- 競合が多い地域ほどクリック単価が上がり、費用がかさむ
- 受け皿のページが弱いと、アクセスがあっても反響につながらない
⑤ Instagram
写真や動画を通じて、物件や会社の雰囲気を直感的に伝えるSNSです。
おしゃれなインテリアや暮らしのイメージを届けることで、「こんな家に住みたい」という潜在的な関心に働きかけます。
ポイント
- 写真やリールで雰囲気を伝えられ、気持ちを動かしやすい
- ルームツアーは拡散力が高く、知らない人にも届く
- ハッシュタグで地域の人に見つけてもらう工夫をする
注意点
- 写真の質や編集に手間がかかり、継続の負担が出やすい
- 宣伝ばかりに寄ると離れられやすく、バランスが必要になる
⑥ X(旧Twitter)・Facebook
拡散力の高いXと、実名登録で地域のコミュニティと繋がりやすいFacebookを活用する手法です。
街の情報を発信することで、専門家としての立ち位置を築けます。
ポイント
- 物件情報や値下げなどを、リアルタイムで届けやすい
- 地域の店やイベントなど「街ネタ」で接点をつくれる
- Facebookは中高年層にも届き、売却や相続の相談と相性がいい
注意点
- Xは拡散が速いぶん、発言の切り取りや炎上に注意がいる
- Facebookは「友達」の範囲内での交流が主となるため、爆発的な新規集客には不向き
⑦ YouTube・TikTok
動画によって「物件のリアルな空気感」を伝える、情報の透明性が高い手法です。
写真では伝わらない日当たりや動線、周辺環境の発信は、ユーザーが問い合わせを判断するための大切な材料になります。
ポイント
- 日当たりや動線など、写真では伝わらない情報を見せられる
- 内見前の納得が進み、問い合わせの質が上がりやすい
- YouTubeは検索に強く、TikTokは認知を一気に広げやすい
注意点
- 撮影と編集に時間がかかり、他のSNSに比べて専門的なスキルも必要
- 雑な動画は印象を下げやすく、逆効果になることがある
⑧ LINE公式アカウント
集客したお客様を逃さず、個別にやり取りを重ねるための追客ツールです。
メールよりも開封率が高く、チャット感覚で気軽に相談に乗れるため、成約までの距離を縮めやすい点が特徴です。
ポイント
- 反響客と1対1でつながり、他社へ流れにくくできる
- 新着物件を届けて、検討の熱が下がらないよう支えられる
- 電話が苦手な人にも、相談の入口として使ってもらいやすい
注意点
- 送りすぎるとブロックされ、接点が切れてしまう
- 夜間や休日の対応ルールを決めておかないと疲弊しやすい
オフラインで実践できる不動産集客の手法6選!

デジタル全盛の現在でも、オフラインの集客が力を発揮する場面はあります。
とくに特定の地域に絞った集客や、インターネットをあまり使わない層へのアプローチでは、直接届ける手法が有効です。
オンライン施策と組み合わせることで集客の抜けを減らしやすくなる点も、オフライン施策の特徴です。
① チラシポスティング
特定の町丁目やマンションを指定し、ポストへ直接投函する手法です。
配布エリアを細かく絞れるため、地域密着型の店舗では使いやすい集客方法になります。
ポイント
- 特定のエリアやマンションを狙い、無駄の少ないアプローチができる
- QRコードを大きく載せ、自社サイトやLINEへつなぐ動線をつくりやすい
- 「売却物件募集」など、目的を絞った内容にすることで反応を高めやすい
注意点
- 配布禁止の物件への投函は、クレームや信頼低下につながりやすい
- 効果測定のため、専用の電話番号やURLを用意する必要がある
② 新聞折込・地域フリーペーパー
新聞購読世帯や、地域で配布される情報誌に広告を掲載する手法です。
不動産売却を検討しやすいシニア層や地主層への認知と相性があります。
ポイント
- 新聞や公的なフリーペーパーが持つ信頼感を活用できる
- ネットを使わない層の意思決定者へ、直接情報を届けられる
- エリア全体への認知を広げ、「地元の不動産屋」という印象をつくりやすい
注意点
- 新聞購読率の低下により、若年層やファミリー層には届きにくい
- 掲載費が固定でかかり、反響が出ない場合の負担が残りやすい
③ 看板・のぼり旗・店頭パネル
店舗の前を通る人に、不動産屋があることを認識してもらうための基本施策です。入りやすい店構えを整えることも、集客の一部になります。
ポイント
- 通りがかりの人という、来店ハードルの低い層に気づいてもらえる
- 電子看板を使い、動きのある物件紹介で目を引きやすくなる
- のぼりや看板によって、店舗の雰囲気を伝えられる
注意点
- 汚れや古い情報を放置すると、不信感を持たれやすい
- 地域の条例や景観ルールにより、設置条件が制限されることがある
④ ダイレクトメール(DM)
過去の来店客や、特定の物件オーナーへ封書やハガキを送る手法です。
対象を絞り「あなただけに」という特別感を演出できるのが特徴です。
ポイント
- 相続や空き家など、特定の悩みを持つ所有者へ直接届く
- 過去の成約客と接点を保ち、買い替えや再相談につなげやすい
- 手書きの一言を添えるなど、アナログならではの工夫ができる
注意点
- リスト作成や郵送費など、1件あたりのコストが高くなりやすい
- 個人情報の扱いや文面には、細かな配慮が求められる
⑤ 紹介(リファラル)・口コミ
既存のお客様や知人から、新しいお客様を紹介してもらう手法です。
すでに信頼関係がある状態からスタートするため、成約につながりやすいという特徴があります。
ポイント
- 広告費をかけずに、質の高い見込み客と出会える
- 紹介特典を用意することで、声をかけてもらいやすくなる
- 成約後の対応次第で、さらに紹介が広がる可能性がある
注意点
- 紹介を待つだけでなく、日頃からの関係づくりが前提になる
- トラブルが起きた場合、紹介元との関係にも影響が出やすい
⑥ 地域イベント・セミナー開催(相続相談など)
「不動産を売りたい・買いたい」という前の段階にいる人と出会うための手法です。
イベント協賛やセミナーを通じて、相談役としての立場を築いていきます。
ポイント
- 相続や空き家などの悩みから入り、信頼を得やすい
- 地域活動への参加を通じ、顔と名前を覚えてもらいやすい
- 売り込み色を抑えることで、相談のハードルを下げられる
注意点
- 企画や運営に時間と人手がかかり、即効性は出にくい
- 会場確保や告知にも一定のノウハウとコストが必要になる
自社に合った不動産集客の手法を選ぶ3つのポイント

14もの手法の中から自社に合うものを選び出すのは、人員や予算が限られた不動産会社にとって簡単ではありません。
不動産集客を左右するのは、流行りの手法に飛びつくことではなく、自社の強みや使えるリソースを見極めたうえで、打率の高いところに力を注げるかどうかです。
ここでは、迷いがちな判断を整理するための、3つの視点を確認していきます。
「売買」か「賃貸」か、ターゲットは「買い主」か「売り主」か
取り扱う物件の種類やターゲットによって、ユーザーが情報を探す場所は大きく変わります。
たとえば、スピードが重視される賃貸仲介と、時間をかけて検討される売買仲介では、向いている集客の形も異なります。
賃貸(若年層・ファミリー)
スマートフォンでの検索が中心になるため、ポータルサイトやInstagram、LINEなど、反応の早い媒体との相性がよくなります。
情報の新しさと返答の速さが、結果を左右しやすい場面です。
売買(買い主)
高額な取引になるため、自社ホームページでの詳しい情報提供や、YouTubeでの擬似内見など、情報の透明性が信頼につながります。
じっくり比較したいという気持ちに応える姿勢が欠かせません。
売買(売り主・オーナー)
大切な資産を任せる相手として、地元での実績や専門性が重視されます。
チラシやDM、Facebookなど、地域密着の強みを直接伝えられる媒体が力を発揮するケースが多いです。
このように、ターゲットが普段どの媒体で情報を得ているかを想像し、その生活圏に無理なく情報を置いていくことが反響への近道になります。
投下できる「予算」と「人員(時間)」が現実的か
とくに小さな不動産屋さんや、個人・フリーランスで活動している場合は、自分たちの時間もコストとして考える必要があります。
「無料だから」と始めたSNSが、本来の営業を圧迫してしまっては本末転倒です。
「お金」で解決する手法(広告・代行)
リスティング広告やポータルサイトのオプション、不動産集客代行などがこれにあたります。
短期間で反響を得やすい一方、継続的なコストが発生するため、費用対効果を見ながら判断する必要があります。
「時間」で解決する手法(SEO・SNS)
自社ブログの執筆やInstagramの更新などが該当します。
成果が出るまで半年以上かかることもありますが、一度流れができると、広告費に頼らず集客を続けられる形になります。
「今すぐ反響が欲しいのか」、それとも「将来的に集客を楽にしたいのか」。
時間軸をはっきりさせたうえで、無理のない組み合わせを選ぶことが継続のポイントです。
問い合わせを「成約」に繋げる仕組みがあるか
集客のゴールは、問い合わせの数を増やすことではありません。
たとえ100件の反響があっても、対応が追いつかなければ、成約には結びつきません。
反響後のスピード対応
最近は「一番早く丁寧に返してくれた会社」を選ぶ傾向が強まっています。
自動返信や管理システムを使い、熱量が高いときを逃さない体制を整えることが重要です。
取りこぼしを防ぐCRM(顧客管理)
「今はまだ検討中」というお客様も少なくありません。
LINEやメルマガで役立つ情報を継続的に届け続ける仕組みが、数か月後の成約につながることがあります。
集客の手法を増やす前に、まずは受け皿となる体制を整えること。それが、無理なく反響を積み重ねていくための土台になります。
反響後の対応や顧客管理に課題を感じている場合は、不動産会社向けに設計された顧客管理の仕組みを活用するのも一つの方法です。
みらいえが提供する顧客管理システムでは、反響対応から追客までを一元管理でき、成約につなげる流れを整えやすくなります。
具体的な機能や活用イメージは、こちらからご覧ください。
さいごに
不動産集客は、すでに「ポータルサイトに任せておけばうまくいく」時代ではありません。
オンラインとオフラインの手法を状況に応じて組み合わせ、自社の強みを必要としているお客様へきちんと届く形を整えていくことが求められています。
今回ご紹介した14の手法をすべて完璧に行う必要はありません。
まずは今の状況を落ち着いて見つめ直し、「これなら取り組めそうだ」と感じるものから始めてみてください。
「自社に合う手法が見えてこない」「今のホームページがうまく機能していない」といった不安をお持ちの方は、ぜひ一度私たち【みらいえ】にご相談ください。
エリアや規模をふまえたうえで、無理のない集客の形を一緒に整理していきましょう。


